日本・フィリピン首脳会談、防衛装備品移転の大筋合意

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画像提供:内閣広報室
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日本の安倍晋三総理大臣はフィリピンの首都マニラで、フィリピン共和国のアキノ大統領(Aquino)との間で日本・フィリピン首脳会談を行ったことを日本の外務省は発表した。

今回の会談では、両者は国交正常化60周年を迎える来年に天皇皇后両陛下がフィリピン御訪問することは非常に喜ばしいことであり、両国間の「戦略的パートナーシップ」の関係を更に強化していくことで合意した。また、「政治・安全保障」「経済協力」分野に関する話し合いが行われた。

政治・安全保障に関しては、アキノ大統領から日本政府の安保法案成立を歓迎する旨が表明され、日本からの防衛装備移転に関しては早期の実施を望む旨が述べられた。また、南シナ海の領有権問題に関しては、中国政府が実施している大規模な埋立てや拠点構築などの現状変更を伴う方法は、地域の緊張を高めることに繋がることからも、フィリピン政府は反対している旨が表明された。安倍総理からは、フィリピン政府が進めている比中仲裁手続については、日本政府が国際法に基づく平和的な紛争解決を求めているために、この仲裁手続を支持する旨が述べられた。

経済協力に関しては、交通インフラ整備・社会保障・人材受け入れなどの分野における協力を促進させることで合意した。アキノ大統領からは、日本からのフィリピンのインフラ整備への支援についての謝意が述べられるとともに、更なる投資への期待が表明された。

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