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フィリピン政府は、ロシア人の自称YouTuberがフィリピンで女性に迷惑行為をしたことで逮捕された件を念頭に、外国人観光客がフィリピンを訪問する際には現地の人々と文化を尊重するよう注意を喚起した。
フィリピン国家警察と入国管理局(BI)らは、ロシア人の自称YouTuberのヴィタリー・ズドロベツキー氏(Zdorovetskiy)が、フィリピンのタギッグのボニファシオ・グローバルシティでフィリピン人に嫌がらせをしていたため、逮捕するとともに入国管理局の施設に拘留した。ズドロベツキー氏は、女性に近づき金銭を渡そうとしたが、彼女が拒否すると、新型コロナウイルス感染症に感染していると非難するとともに、リベラルなクソ野郎と呼び、ワクチンを接種しろとも暴言を吐いていた。
この事件に対して、フィリピン観光大臣は「フィリピンは世界中からの観光客を温かく歓迎しますが、滞在中はフィリピンの人々と文化を尊重し、法律を遵守することが不可欠です。フィリピンはフレンドリーで親切な人々で有名です。この特性が、私たちが旅行者に提供するユニークなフィリピン体験の重要な部分となりますが、この寛大さに敬意を持って対応することが不可欠です。フィリピン観光省は、フィリピン文化を軽視するものであれ、個人の権利を侵害するものであれ、観光客によるあらゆる形の虐待行為を非難します」との旨を述べた。
また、大臣は「これは、すべてのフィリピン国民の尊厳と権利を守るという共通の約束に沿って、我が国の法律を遵守し、公共の安全を確保するという政府の揺るぎない決意を強調するものです」とも述べた。