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在フィリピン日本大使館は、令和六年日本人戦没者慰霊祭を8月15日にラグナ州のカリラヤ日本人戦没者慰霊園において開催したことを発表した。
この戦没者慰霊祭は、日本大使館の主催で実施された。今年は約220名の者が参列した。
式典は、冒頭に、マニラ日本人会合唱同好会によるフィリピンと日本の両国国歌斉唱で始まり、続いて参列者全員で黙祷が捧げられた。
岡本和典マニラ日本人会会長から、在留邦人を代表して、追悼の辞が述べられた。その後、マルコス大統領からのメッセージを花田貴裕公使兼総領事が代読した。大統領はメッセージで、『フィリピン共和国政府及び国民は、第二次世界大戦で悲劇的に犠牲となられた無辜の命に敬意を表し、日本国民と共に追悼の意を表します。本日、太平洋戦争終結から79周年を迎えるにあたり、我々は、平等、正義、そして自己決定のために、あの困難な我々の歴史の中で究極の犠牲を払われた同胞達を忘れません。我々は、今もなお重要な意味を持つ彼らの遺産を、永遠に敬い守り続ける所存です。日本は70年近くにわたり、フィリピンの確固たるパートナーであり続けてきました。両国の戦略的パートナーシップは、両国民の繁栄のみならず、地域の平和、安定、そして進歩のための協力の未来を導く指針となっています。私はこの崇高な目標に向けた共通の努力を継続する決意を改めて表明します』との旨を述べている。