このページの所要時間: 約 0分59秒
海上自衛隊の海上幕僚監部は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化するため、米海軍、オーストラリア海空軍及びフィリピン海軍と共同訓練を4月6日から7日にかけて実施したことを発表した。
訓練した海空域は、南シナ海となる。参加した部隊は、海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」、米海軍の沿海域戦闘艦「モービル」とP-8A、オーストラリア海軍のフリゲート艦「ワラマンガ」、オーストラリア空軍のP-8A、フィリピン海軍のフリゲート艦「アントニオ・ルナ」と哨戒艦「ヴァレンティン・ディアズ」となる。訓練した項目は、各種戦術訓練(対潜戦訓練、戦術運動、LINKEX)、PHOTOEXとなる。
艦長の2等海佐は、「本共同訓練を通じて、本艦の戦術技量の向上及び参加した各国海空軍との連携強化を図りました。我が国の重要な海上輸送路の一つである南シナ海における日米豪比海空軍種の協調した行動によって、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた各国共通の強固な意志を示すことができたものと考えます。本艦は、様々な不測事態に即応できる態勢を維持しつつ以後の任務に従事します」との旨を述べた。