フィリピン入国管理局から殺人容疑の韓国人が脱走

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フィリピン入国管理局(BI)は、タギッグ市の入国管理局施設から韓国人が脱走したことにともない、この韓国人への捜索を開始したことを発表した。

フィリピン入国管理局の発表によると、脱走した韓国人は韓国の警察と国際刑事警察機構(Interpol)から、今年の1月に自身の妻を殺人した容疑と死体遺棄をした容疑がかけられている。この容疑がかけられている韓国人は、フィリピンに逃亡しており、2月10日にタイのバンコクからフィリピンに到着した後、韓国からの要請もあり、ニノイ・アキノ国際空港で入国審査官に逮捕されていた。その後は、韓国人は起訴され、強制送還される前に、国管理局の施設に移送されていた。

この韓国人は、5月21日午前2時に有刺鉄線付きの20フィートのフェンスをよじ登って施設の周囲を突破し、脱走することに成功した。

フィリピン入国管理局は、地元の当局と緊密に連携し、脱走した韓国人の居場所を特定し迅速に逮捕するため、専門チームが各地に配備され逃亡者を捕らえるための確実な手がかりを追っているとの旨の声明を発表した。なお、入国管理局では、施設のセキュリティを向上させるため、有刺鉄線による境界フェンスの高さを上げ、監視塔をもう1つ追加したとしている。

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