フィリピン大統領選挙が5月9日に、中国製TikTokでデマ拡散も

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画像提供:フィリピン政府
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フィリピンでは、現職のドゥテルテ大統領が任期を満了して退任するにともない大統領選挙が実施されており、5月9日に投開票日を迎える。

現時点での最有力候補は、60%近い支持率を得ているフェルディナンド・マルコス氏となっている。フェルディナンド氏の父親は、20年以上にわたり独裁政権を敷いたマルコス元大統領であり、反体制派へ弾圧などが実施されたことは知られているが、SNSなどを活用して若い世代を中心とした支持を得ている。なお、ドゥテルテ現大統領の娘であるサラ・ドゥテルテ氏は、マルコス氏とタッグを組んで副大統領選挙に出馬している。

その他の候補者の支持率は、レニー・ロブレド氏が20%、フランシスコ・ドマゴーソ氏が8%、マニー・パッキャオ氏が3%程度となっている。

今回のフィリピン大統領選に関しては、ハーバード大学で偽情報に関する研究をしている准教授などからは、マルコス陣営は豊富な資金を駆使して、他候補を圧倒しているとしている。また、注視すべきこととして、フィリピンの若者世代に親しまれている中国製の動画投稿アプリティックトック(TikTok)を利用した、情報操作も行われており、これらのSNSではデマも拡散されているとしている。

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