フィリピンに上水設備を供与、3億円の無償資金協力

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画像提供:在フィリピン日本大使館
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日本政府が実施していた、フィリピン共和国のマギンダナオ州南ウピ市における上水施設の整備支援が完了したことにともない、引渡し式典が開催された。

フィリピンのバンサモロ地域では、安全な水にアクセスのない世帯は46%となり、フィリピン全体平均の15%を大きく上回っている。安全な水へのアクセスが確保されていないことによって、出血性下痢・腸チフス・A型肝炎・ロタウイルス・コレラなどが蔓延しており,このような状況の改善は喫緊の課題となっていた。そのため日本政府は、この課題を解決するための支援を実施していた。

この支援は、「ミンダナオにおける和平の確立のための水道設備管理能力向上計画(ILO連携)」として、供与額が3億円となる無償資金協力により実施されていた。この事業は日本政府とILO(国際労働機関)との連携により、ミンダナオ島バンサモロ地域において上水設備の建設や元兵士等に対する水道分野の職業訓練を行い、地域住民の安全な水へのアクセスの確保すること、及び元兵士等の生計向上を図ることによって、ミンダナオ地域の安定と発展に寄与するものである。今回建設された上水設備は、マギンダナオ州南ウピ市にあるティマナン中央小学校に供与され、同地域の千人以上の子供たちと数百世帯が安全な水にアクセスすることができるようになる。

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