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日本政府は、自衛隊が調達しているものと同様の人命救助などの目的で使用されるゴムボートやコンクリート・カッターなどを、フィリピンにODAで供与するための調整を実施している。
9月24日に開催された河野太郎防衛大臣の記者会見の際に、記者から「自衛隊が使っている人命救助システムをODAでフィリピン軍へ供与するという一部報道がありました、事実関係をお願いします」との旨の質問が行われた。河野防相はこの質問に対して「自衛隊が使っている装備を出すのではなく、自衛隊が調達しているものと同じようなゴムボート、コンクリート・カッターをフィリピンにODAで供与するのを外務省が調整をしています。もし供与が行われた場合に、自衛隊として使い方のトレーニングのような能力構築支援の要請がくるだろうと思っているところですが、まずODAとしての供与の調整は、今外務省でやっているところです」との旨の回答が行われた。
その後に記者から「支援の要請がきたならば、どのように対応していこうとお考えでしょうか。」との旨の質問が行われた。この質問に対して河野防相は「もしODAとしてこうしたものを供与すると決まれば、必要に応じて自衛隊も対応することになろうと思います。」との旨の回答が行われた。