JICAがフィリピン・マラウィ市復興に20億円の無償資金協力

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画像提供:JICA
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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、フィリピンのミンダナオ島南ラナオ州マラウィ市地域で発生したフィリピン国軍とイスラム過激派組織との戦闘で被害を受けた人々の生活の再建を支援するため、20億円を限度とする無償資金協力を実施する事を発表した。

フィリピンのマラウィ市では、昨年の5月にフィリピン国軍とイスラム過激派組織マウテ・グループとの間における武力衝突が発生しており、10月の終結宣言まで5か月間にわたり戦闘が続いていた。この戦闘により市は壊滅的な被害を受け、多くの国内避難民が存在している。フィリピン政府は、マラウィ市と周辺地域の復興計画の策定を進めているが、資金面では国際社会による支援が不可欠な状況となっていた。そのためJICAによる無償資金計画が実施される事となった。

この支援は、フィリピン政府に対して実施する「マラウィ市及び周辺地域における復旧・復興計画」を対象としたものである。具体的には、マラウィ市と周辺地域の社会基盤の修復・建設事業に対し財政支援をするものとなる。この事業により、優先度の高い道路・学校・保健所等の社会基盤が整備され、地域の安定と被災者の生活再建に寄与することが期待されている。

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