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フィリピン政府は、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領がマニラ湾に停泊しているオーストラリア軍艦アデレードに訪問し、両国間における同盟関係と協力関係を強化するための協議等を実施した事を発表した。
今回のオーストラリア軍艦のフィリピン訪問は、オーストラリア国防軍による地域連携の活動の一環として実施されたものである。ドゥテルテ大統領の訪問の際には、フィリピンのサルバドール・メディアルディア官房長官、クリストファー・ゴー大統領首席補佐官、デルフィン・ロレンザーナ国防大臣、アラン・カエタノ外務大臣等の政府高官も同行した。
ドゥテルテ大統領の訪問を受けたオーストラリア大使は「ドゥテルテ大統領のオーストラリア軍艦への訪問を非常に嬉しく思います。両国は海上安全保障を確保するための関心を持っています。」との歓迎の意を示した。ドゥテルテ大統領からは「オーストラリア軍艦のフィリピン訪問を歓迎します。」との旨が述べられた。
ドゥテルテ大統領はオーストラリア軍との間で、北朝鮮のミサイル発射、フィリピン国内のマラウィにおけるテロリストグループによる戦闘などに関する地域情勢問題を協議した。また、オーストラリアとフィリピン間における同盟関係を確認し、この関係を維持していく事を呼び掛けた。
ドゥテルテ大統領が率いる一団は、軍艦内の視察を行い、人道支援災害救援(HADR)機能に関する説明等を受けた。