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フィリピン大統領府は、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領がフィリピン国内の公共の場での喫煙を禁止する大統領令に署名した事を21日に発表した。
ドゥテルテ大統領が署名した大統領令では、フィリピン国内の全ての公共の場所における禁煙を禁じるものとなる。公園や学校などの子供が集まる場所から100m以内の屋外でも禁止される。また、煙草の広告も制限されることとなり、子供が集まる場所の広告が禁止される。
違反した場合には、最大で200ドルの罰金が科せられる。未成年者にタバコを販売した場合には、30日以内の禁固刑も科せられる。この大統領令は、署名後の60日以内に発効するため、7月中旬頃に正式に発効される予定である。
ドゥテルテ大統領は、フィリピン国内の社会秩序を正す事を目的として、いわゆる麻薬撲滅活動を進めている。この麻薬撲滅活動に関連して、公共の場での飲酒を制限する禁酒法や、深夜のカラオケを禁止する法案を施行する事を予定しており、国民の反応を伺いつつ、順次施行していく方針である。