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ミャンマーの農村部の一部においては、水道インフラが整備されていないため、生活水を自分達で水汲みを行っているため大変な労力がかかり現地住民にとっては大変な負担となっていた。また、不衛生な水を使用することにより、子供や老人などが下痢や伝染病などの疫病にかかる事象も発生していた。そのため日本政府は、これらの農村を支援するため水道インフラ整備の支援を実施していたが、この整備が完了したことに伴い、7月20日に引渡式典が行われたことを在ミャンマー日本国大使館は発表した。
今回の支援は、平成25年2月21日に署名された草の根・人間の安全保障無償資金協力「ヤンゴン地域コームー地区チュンガレー村給水施設整備計画」プロジェクトに基づく支援であり、チュンガレー村発展委員会に110,587米ドルの資金供与が行われていたものである。
開催された式典には日本およびミャンマー政府の関係者が参加した。チュンガレー村開発委員会書記からは、今回の水道インフラ整備により現地の人達は水汲みから開放され、結果として衛生面の改善のみならず地域の経済開発に役立つものであるという旨の感謝の言葉が述べられた。