コロナ対策でミャンマーは国際便の着陸を許可せず、帰国難民発生も

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ミャンマー政府は、新型コロナウイルス感染対策として、3月30日深夜から商業用の国際旅客便はすべて着陸を許可しないことを発表した。なお、特例として31日のヤンゴン発成田行きの便は運行されるように調整が行われている。

ミャンマー運輸通信省民間航空局は、現地時間の3月30日23時59分から、4月13日23時59分まで、商用の国際旅客航空便の着陸を認めない旨を発表した。この発表によると、空路を通じてミャンマーに新型コロナウイルスが持ち込まれ、3月28日までに合計で8件の新型コロナウイルス陽性の事例が確認された。そのため、新型コロナウイルスの更なる侵入と更なるミャンマーでの拡散を防ぐため、保健・スポーツ省は新型コロナウイルス予防・統制・治療のための国家中央委員会の承認を得て『全ての国際商用旅客航空便はミャンマーのどの空港への着陸も許可しない』『以前に民間航空局よって許可されていた全ての着陸許可を停止する』『この暫定措置は救援機・貨物便・医療避難便・民間航空局によって明確に許可された特別便には適用されない。この航空便であっても夜間停泊する場合は、乗組員は保健・スポーツ省の検疫の対象となる』との対策を実施することとなった。

この対策が実施されることとなり、31日以降はミャンマーに在留している日本人が帰国することができなくなってしまうこととなっていた。そのため、ミャンマーで全日空(ANA)、日本大使館、ミャンマー運輸・通信省との間で協議が実施された結果、3月31日のヤンゴン発の成田行きNH814便は予定どおり運航される方向で調整されることとなった。4月1日以降のヤンゴンから成田に向かう帰国便に関しても、現在は引き続き協議が行われている。

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