日本はマレーシアに巡視船2隻を供与

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画像提供:海上保安庁(PL02 巡視船えりも)
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日本の海上保安庁は、2017年1月に解役となる巡視船「えりも」「おき」をマレーシア海上法令執行庁(MMEA)に供与する事に関連し、マレーシア海上法令執行庁の乗組員に対して引継ぎを広島県にあるジャパンマリンユナイテッド株式会社の因島工場において19日と20日に行う事を発表した。

日本政府では、南シナ海で強硬的な開発を進める中国政府を念頭におき、周辺国のフィリピン政府・ベトナム政府の海上警備力向上のために巡視船を供与する等の支援を実施していた。この隣国のマレーシアでは、現時点では中国政府との領有権問題は発生していないが、マラッカ・シンガポール海峡を始めとする海上交通の要衝に位置していることから、この地域の安全と平和を維持させるためにも、日本政府は巡視船を供与する事を決定した。

今回の引継ぎでは、19日と20日に船長間の引継ぎ・巡視船現状説明・出港要領等説明・搭載艇揚降訓練・曳航装置取扱い訓練・ヘリ給油装置取扱い訓練などを行う事を予定している。その後は、巡視船えりもは3月上旬に国内造船所からマレーシア向け出港、巡視船おきは4月から6月の間に国内造船所からマレーシア向け出港となる予定である。

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