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広島に本社を構える大手調味料メーカーであるオタフクソースは、ハラル対応のソースを製造・販売するために、マレーシアに合弁会社「オタフクソースマレーシア」を設立する事を発表した。
日本の調味料メーカーが製造する調味料は海外でも高い評価を得ており愛好家も多いが、原料に豚肉やアルコールなどを使用しているために、ハラル認証が取得できずにイスラム圏においては販売が出来ない状況であった。ハラル認証を取得する際には、原材料のみならず、製造するレーンを専用レーンとする必要があり、日本国内でハラル認証を取得する事はハードルが高い状況となっていた。そのためオタフクソースでは、原材料にアルコールや豚肉などを使用せずに、ハラル認証の取得が容易となるマレーシア現地でソースを製造する事を決定した。
オタフクソースの海外展開は、アメリカに「Otafuku Foods,Inc.」を1998年に設立し、中国に「大多福食品(青島)有限公司」を2012年に設立しており、マレーシアが3拠点目となる。