マレーシアの企業はエボラ対策支援としてゴム手袋を寄付

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画像:マレーシアゴム輸出促進協議会より引用
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西アフリカで流行中のエボラ出血熱の患者を診察・治療する際には、手袋を都度廃棄する必要があるため大量の使い捨ての手袋が必要である。マレーシアは天然ゴム生産国であり世界有数のゴム手袋の製造国(世界シェアで約60%)であることからも、マレーシアの企業はエボラ対策支援としてゴム手袋を無償で西アフリカのエボラの被災国へ提供している。

ゴム手袋の無償提供を実施している企業はブライトウェイ(Brightway Sdn Bhd)、コサーン・ラバー(Kossan Rubber Industries Bhd)、トップ・グローブ(Top Glove Corp Bhd)、ハルタレガ(Hartalega Holdings Bhd)などである。これらの企業が無償提供した総数は2000万個以上にものぼると言われている。これらの企業に加えて、コングロマリットであるサイム・ダービーの慈善事業の財団が570万個のゴム手袋(約15万米ドル相当)を無償で10月31日にリベリアのモンロビア港を輸送したことを、マレーシアゴム輸出促進協議会は発表している。

今回のエボラ出血熱対策により、当初はマレーシアのゴム手袋業界の業績が大幅に上昇するとの見方をする専門家も存在していた。しかしながら、感染規模では2009年4月にWHOが鳥インフルエンザの緊急事態を宣言した時の規模の方が大きく、このまま感染規模が拡大しない場合には、業績の大幅上昇は見込まれないとの専門家の意見が多数を占めている状況である。

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