マレーシアの債務が1兆リンギット(約28兆円)越え

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マレーシアで新たに発足したマハティール新政権のリム・グアンエン財務相は、マレーシアの債務が1兆リンギット(約28兆円)を越えていた事を明らかにした。

リム・グアンエン財務相の発表によると、ナジブ前政権の汚職を調査した結果、公開されていない資料があり、前政権は国会と国民に虚偽の説明をしていたと明らかにした。また、政府系ファンド「1MDB」を救済するとして約70億リンギの政府資金が流用されていた事や、マレーシアの債務が1兆リンギットを越えている事も明らかにしている。

政権交代により首相に復帰したマハティール氏は、財政安定化への取り組みを進めており、選挙公約の消費税廃止を進めている。閣僚の給与を1割削減することや、公務員を削減する方針である事も明らかにしている。また、各種インフラ整備の見直しや政府系機関の見直しも進めている。これらの取り組みは、政府債務の対国内総生産(GDP)比が65%と法定上限の55%を越えている事から、財政健全化のために必要な取り組みであると理解を求めている。

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