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日本政府の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、ラオスにおいて日本企業のTSBグリーンネックスが実施するグリーン水素を活用したコーヒー焙煎・販売事業を支援するため、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資を実施することを発表した。
TSBグリーンネックスは、太陽光発電事業を行う中小企業者であり、国内での発電実績を活かし、ラオスでは水上太陽光発電事業を実施している。この企業では、新たなクリーンエネルギー事業の一環として、2024年9月に、日系企業8社等とともにグリーン水素を活用した工業団地のカーボンニュートラル化を目指した「グリーン・ハイドロジェン・バレー・プロジェクト」に関する基本合意を締結していた。
このTSBグリーンネックスでは、基本合意を踏まえ、LGHを通じ、ラオスの再生可能エネルギーを活用して水素を製造し、グリーン水素活用プロジェクトの第一歩としてその水素を燃焼させコーヒー豆を焙煎することを計画していた。
そのため、JBICは、この計画を支援するため、TSBグリーンネックス株式会社との間で2件の貸付契約(融資金額約4,211千米ドル相当(JBIC分)限度)を締結した。この融資は、いずれも株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は29,100千米ドル相当となる。