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EUはラオスの教育開発のために、2014年から2015年にかけて約約19百万米ドルの支援を行うことを11月5日に発表した。この約19百万米ドルの支援の内訳は、約15百万米ドルはラオス国民の全員が質の高い基礎教育が受けられるようにするためのオーストラリアと共同で実施するプロジェクトに使用され、残りの約4百万米ドルはラオス政府の教育部門のために使用される。
EUの対ラオス支援の重要な基本戦略は「食料・栄養の安全保障」「行政改善」「教育支援」の3つがあり、これら全ての支援総額は最大で60百万ユーロになると見られている。EUは、経済成長と貧困からの脱出には継続した質の高い基本教育が必要不可欠であると考えており、今後も継続した支援を行うことを明言している。
EUは基礎教育への支援だけでなく高等教育への支援も行っており、エラスムス・ムンドゥス計画(高等教育分野における教育機関・学生の交流を促進するための計画)により、ヨーロッパ諸国で学士・修士・博士号などを取得したラオス人は240人となり、2015年は55人が奨学生に選ばれる予定である。