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高速道路株式会社法に基づき設立された会社の一つである西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)は、インドネシア現地企業と共同でインドネシアにおけるインフラ関連事業の点検データ・写真の履歴管理システムを共同で開発した結果、2つの路線に販売し、今後も販売活動を継続していく事を発表した。
NEXCO西日本は、インドネシアのインフラ事業者「PT Nusantara Infrastructure Tbk.(NI)」が出資する高速道路会社の「PT Margautama Nusantara (MUN)」との間で、2015年8月に日本の道路建設や維持管理の技術をインドネシア共和国へ導入する事などを目的とした「包括的な技術連携の覚書」を締結していた。この契約が締結されたのは、インフラ事業者が日本の高速道路技術に高い関心を示していたためである。契約締結後は、日本の高速道路技術をインドネシアに導入する事や、外販ビジネスを行うための基盤構築や、複数の個別技術の導入検討を共同で進めてきた。
この個別技術の導入検討の際に、インドネシア高速道路の環境や基準に合わせた点検データの履歴管理を行うシステムを共同開発しており、このシステムをビンタロスルポンダマイ道路とボソワマルガヌサンタラ道路へ販売を行った。今後は、このシステムを順次MUN社の運営するインドネシア高速道路会社に導入していく予定である。