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インドネシア中央銀行は、インドネシアの政策金利を9カ月連続の7.5%に据え置くことを17日に発表した。インフレ率が抑えられていることから政策金利を減少するのではという見方もあったが、現行の金利を据え置くこととなった。
インドネシアの経済調整相は11月初旬に「10月のインフレ率が6.25%に鈍化したことなどの理由によりインドネシア中銀が政策金利を引き下げる可能性がある」との認識を示していた。そのため、一部の市場関係者の間では、政策的な理由により政策金利が引き下げられるとの予測もされていたが、維持することとなった。その一方で預金準備率を現在の8.0%から、7.5%へ引き下げることを決定した。
インドネシア中央銀行は、今回の政策金利の据え置きは「為替の安定と経済成長率のバランスをとるためには、現在の金利が最適である」との見解を示している。インドネシアの通貨ルピア安の傾向は、現在では歯止めがかかっているが、また再発する可能性も十分にあることからも、政策金利を維持して様子を伺うこととなった。今回の政策金利の維持の発表を受けて、インドネシア株式市場は上昇傾向を見せている。
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