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日本政府の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、新生化学工業株式会社のインドネシア共和国における事業展開を支援するため、株式会社滋賀銀行との間で保証契約を締結したことを発表した。
JBICによると、新生化学工業は、1965年設立の中小企業で、電池用ガスケット(乾電池内の絶縁・密封部分)等のプラスチック射出成形品の製造・販売事業を手掛けており、インドネシア共和国で2012年に現地法人PT. GLOBAL SHINSEI INDONESIAを設立していた。インドネシアでは、経済成長等を背景に電池用ガスケットに加えて自動車関連のプラスチック射出成形品等の需要拡大が見込まれており、新生化学工業では現地法人の設備増設を通じたインドネシアでの事業拡大を目指していた。
そのため、JBICは新生化学工業のインドネシアにおける事業展開を支援するため、株式会社滋賀銀行との間で、投資クレジットラインに基づく個別貸付契約および同行との保証契約を締結した。この契約は、新生化学工業の現地法人がインドネシアの西ジャワ州において実施するプラスチック射出成形品の製造・販売事業に必要な資金に充てられるものとなり、滋賀銀行によるインドネシア向けのクロスボーダーローンを支援するものとなる。