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第8回日ASEAN防衛担当大臣会合が、インドネシアのジャカルタで11月15日に開催された。
会合では、冒頭に議長国インドネシアのプラボウォ国防大臣より、日本はASEANにとって最も重要な国の一つであり、これまで日本がASEANに対して積極的に防衛協力を実施してきたことに謝意が述べられた。
日本の木原大臣からは、今年が日ASEAN友好協力50周年であることも踏まえ、「日ASEAN防衛協力の軌跡と展望」とのテーマの下、日本とASEANが共有している地域の将来像を確認し、その実現に向けて、日ASEANの防衛協力を新たな段階へと進めるとの旨を述べた。また、日ASEANが共有している地域のビジョンの実現に向け、日ASEANの防衛分野における協力関係を新たな段階へと進めるための4つの柱として、『日ASEANで力や威圧によるいかなる一方的な現状変更も許容しない安全保障環境の創出』『日ASEAN防衛協力の継続と拡充』『日ASEAN防衛関係者の更なる友情と機会の追求』『ASEAN・日本・太平洋島嶼国の連携の支持』を提示した。
ASEANの大臣からは、日ASEAN友好協力50周年に対する祝意が述べられ、今後も日本とASEANが緊密に連携し、より一層地域の平和と安定に向け重要な役割を果たしていくことへの期待が示された。