国際協力銀行が日本触媒のインドネシア展開に融資

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日本の政策金融機関の一つである株式会社国際協力銀行(JBIC)は、日本の化学産業の海外事業展開を支援する取り組みの一つとして、株式会社日本触媒のインドネシア現地法人にたいしての融資を実施することを発表した。

アジアを中心とした地域では、堅調な経済成長を背景として、紙おむつや生理用品等に用いられる高吸水性樹脂(SAP)や粘接着剤や塗料等に用いられるアクリル酸エステル(AES)の原料として利用されるアクリル酸の需要が堅実に伸びている。株式会社日本触媒では、1996年にインドネシア共和国法人「PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(NSI)」を設立して、アクリル酸とAES・SAPの生産体制を順次整備・拡充していた。アクリル酸の需要が今後も堅実に伸びる見込みであるため、NSIはアクリル酸の生産能力の増強を行うとともに、アクリル酸の製造過程で発生する排熱を利用し、既存設備の改修等を通じて工場内でのエネルギー使用の効率化を行うことを決定した。

JBICでは、この決定が日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献すると評価したため、融資を実施することを決定した。融資は民間金融機関との協調融資により実施され、協調融資総額は200百万米ドルとなる。

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