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日本の環境省は、武部環境大臣政務官がインドネシアの首都ジャカルタとジャワ島西部にあるバンドンに1月18日から21日までの日程で訪問し、ジョコ大統領・シティ環境林業大臣・リドワン海洋担当調整府次官等のインドネシア政府高官と環境協力に関する意見交換を実施した事を発表した。
武部政務官はジョコ大統領には表敬訪問を行い、チタルム川の汚染対策と廃棄物発電についての協力を進展させていきたい旨を伝えた。ジョコ大統領からは、日本政府の協力に対して期待が寄せられた。
シティ環境林業大臣との会談では、チタルム川の汚染・環境政策対話・廃棄物発電等に関する意見交換を実施した。チタルム川の汚染対策に関しては、今後の人材育成・技術支援・普及啓発・アクションプログラム策定等の対策について、インドネシア側の要望を踏まえながら対応することで合意した。
リドワン海洋担当調整府次官との会談では、廃棄物発電に関する意見交換を実施した。昨年に発足した合同委員会を活用して、スピード感をもって廃棄物発電の設置に向けて協力を深めていくことで合意した。
武部環境大臣政務官はチタルム川の現地視察も実施した。この視察は、先月にインドネシアのルフット海洋担当調整大臣と中川環境大臣が会談した際に、水質汚染が深刻なチタルム川について支援要請があったために実施されたものである。