ジャカルタ州知事選の決選投票が実施

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インドネシアのジャカルタ州知事選の決選投票が本日の19日に実施され、投票が午後1時に締め切られるため、結果は夕方ごろには判明する見込みである。この決選投票は、キリスト教徒であり現職バスキ・プルナマ(アホック)知事と、イスラム教徒の取り込みを図る前教育文化相であるアニス・バスウェダン氏により争われる。

インドネシアのジャカルタ州知事選は今年の2月に実施されたが、出馬した候補達では過半数を獲得できなかったために、決選投票が実施される事となった。

ジャカルタ州知事選は、現職のアホック知事がそのまま再選するとの見方が当初は強かったが、昨年の10月にイスラム教徒は侮辱する旨の発言を行ったとして、イスラム教徒達から強い反発を受け、宗教冒涜罪で起訴されていた。12月から宗教冒涜罪に関する裁判が実施されており、現在も被告人のままとなっている。アホック知事は、第1回目の大統領選で1位の約43%を獲得していた。

このアホック知事に対抗するために、イスラム教徒や関連する団体等からの支持を受けて前教育文化相であるアニス・バスウェダン氏が大統領選に出馬していた。アニス氏は、第1回目の大統領選で第2位の約40%を獲得していた。

現時点の最新の世論調査では、アニス氏の支持率がアホック現知事を上回っているが、浮動票が1割弱あるとみられている事から、アホック現知事の逆転勝利の可能性もあるとみられている。ジョコ・ウィドド大統領も、宗教的な対立を抑え冷静かつ平和的な選挙活動を行うよう呼び掛けている。

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