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日本の金融持株会社であるSBIホールディングス株式会社は、自社グループが所有していた持分法適用会社であり、プノンペン商業銀行(Phnom Penh Commercial Bank)の株式の全持分を、韓国の全北銀行を中心とする全北銀行コンソーシアムに譲渡する契約を締結したことを発表した。
プノンペン商業銀行とは、SBIホールディングスおよびに韓国の子会社であるSBI貯蓄銀行の出資により、2008年9月にカンボジア王国のプノンペン市に設立した商業銀行であり、現在は総資産約500億円、資本金47億円(2015年12月末現在)を有しており、SBIホールディングスの出資比率は40%であった。
SBIグループでは、経営方針として事業の選択と集中を進めていたために、プノンペン商業銀行株式の売却活動を進めていたが、既存株主全員が総額134百万米ドルで全北銀行コンソーシアムに譲渡することに合意したことにより、譲渡契約を締結することとなった。なお、この契約の履行には、カンボジアと韓国の金融当局による承認が得られることが前提条件となっている。