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日本電気株式会社(NEC)は、2016年度にカンボジアで開業予定の日本式医療施設「サンライズ ジャパン ホスピタル プノンペン(Sunrise Japan Hospital Phnom Penh(SJH))」で利用される多言語対応クラウド型問診サービスを受注したことを発表した。
カンボジアは、堅実な経済成長を続けているが、国内では十分な医療インフラが構築されていないため、年間20万人を超える患者が周辺諸国のタイやシンガポールなどへ流出していた。このカンボジアにおいて十分な医療インフラを構築し、高品質な日本の医療サービスを提供することなどを目的として、医療法人社団KNI理事長の北原茂実氏が推進する日本の医療を輸出産業に育てる取り組み、および日本政府が推進する日本医療の国際展開の一つとして「サンライズ ジャパン ホスピタル プノンペン(SJH)」が設立されることとなった。
開業予定のSJHは、高品質な日本の医療サービスを提供するのみならず、カンボジア人の医療従事者への教育を通じて、高い水準の医療サービスを継続的に提供できる体制の確立を目指していく。NECは、この施設に多言語対応クラウド型問診サービスを提供することで、医師の適切な診断と治療を支援することとなった。