カンボジアは韓国へマンゴーの輸出を狙う

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カンボジアでは、観光産業が好調であり国の重要な収入源となっているが、観光産業以外からの収入を増やすために国を挙げて農作物の輸出を促進している。この促進策の一環として、近年ではマンゴーの栽培を進め、輸出先の国を検討していたが、政府は韓国へ輸出する方針を決定したことを、地元メディアは報じた。

現状のカンボジアにおける農産業は、主に国内で消費する米の生産を行っており、余剰分を中心として海外に輸出を行っている。しかしながら、近隣諸国のタイなどとの価格競争により、当初想定していたほど米の輸出が伸びていない状況であった。そのため、近年では米以外の農作物も生産・輸出する方針に切り替えており、カシューナッツなどにおいては、ベトナムやインドなどに輸出する事に成功するなどの実績もあげていた。これらの成功に続けと、マンゴーの生産・輸出に力を入れ始めており、合法的で正式なマンゴーの輸出は昨年から開始されていた。

近隣諸国では既に多量のマンゴーを生産しているため、輸出先は自国内で大量に生産していない国を検討していた。日本でもマンゴーは大量に消費されており、沖縄県や宮崎県などを中心として国内で年間2,757トンを生産しており、海外からもメキシコ・フィリピン・タイ・台湾などから7,354トン(金額37.0億円)を輸入している。日本の市場規模は大きいが競争が激しいため、カンボジアは日本市場を避け、日本よりも競争が緩やかである韓国市場に目を付ける事となった。

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