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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、カンボジアにおける給水サービスの向上を支援するため、約34億円となる無償資金協力を実施することを発表した。
カンボジア王国の首都プノンペンは、内戦終結後の 1993 年より日本や他国の協力を得て浄水場が整備されており、プノンペン水道局(PPWSA)はJICA と北九州市などの日本の地方自治体との連携による技術協力を受けて、運転・維持管理能力を強化していた。プノンペン都に位置するタクマウ市では、プノンペン都内の浄水場から配水管を接続し給水を行っているが、プノンペン都及びタクマウ市の急激な人口増加に伴い、水需要も増加しており、既存の浄水場の供給能力のままでは給水が困難になっており、タクマウ市内に市独自の浄水場を新規に整備して給水体制を強化し、プノンペン都内の浄水場の負荷を低減することが緊急の課題となっていた。そのため日本政府は、この課題を解決するための支援を実施することを決定した。
今回の支援は、「タクマウ上水道拡張計画」として、34億2,100万円を限度とする無償資金協力により、58ヵ月にわたって実施される。この支援は、首都プノンペン近郊の人口が急増するタクマウ市において、上水道施設を整備することにより、給水サービスの向上を実現し、タクマウ市及びプノンペン都における生活環境の改善に寄与するものとなる。なお、今回の案件はJICA初の事業・運営権対応型の無償資金協力であり、整備された上水道施設の運営・維持管理にも日本が持つ効率的な運営・維持管理のノウハウが適用されることで、水道料金の引き上げを抑制しつつ、質の高い給水サービスを提供していくことが期待されるものとなる。
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