日本の財務省がカンボジアに税関監視艇を譲与

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画像提供:財務省(なみはや)
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日本の財務省は、日本の税関で運用していた税関監視艇をカンボジア王国へ譲与することを発表した。

日本政府は、税関の取締強化や関連法・政省令の整備を進めているカンボジア政府からの要請に応じる形で、日本の税関監視艇をカンボジア政府に譲与する事に合意しており、4月8日には監視艇譲渡に関する書簡の交換が行われていた。日本の税関で運用していた税関監視艇を外国税関当局へ譲与することは、今回が初めての事となる。

この合意に基づき、財務省とカンボジア関税消費税総局は協議を進めた結果、大阪税関所属監視艇「なみはや」と神戸税関所属監視艇「だいせん」の2艇を譲与する事が決定した。2艇の監視艇は昨年に退役しており、日本国内の造船所にて所要の整備が行われた後に、カンボジアに向けて輸送される。

財務省は、今までもカンボジアにおける税関能力向上のため様々な税関分野の技術協力等を実施しており、今回の税関監視艇譲与が能力向上の一助となる事を期待しつつ、両国の税関の協力関係がさらに発展していくことを期待している。

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