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日本の海上保安庁は、ASEAN加盟国における船舶の航行安全対策を支援するため、管制官の育成に関する地域会合「第3回VTS管制官の人材育成にかかる日 ASEAN 地域会合」を開催した事を発表した。
今回の会合は2月13日から17日までの期間で実施された。この会合には、ASEAN諸国の10カ国(カンボジア・タイ・ラオス・シンガポール・ベトナム・ブルネイ・インドネシア・ミャンマー・フィリピン・マレーシア)と、航行援助事業にかかる諸問題の検討やガイドライン等の制定を実施している非政府組織のIALA(国際航路標識協会)から、船舶の航行安全対策を所管する関係職員が参加した。
会合では、アセアン地域におけるVTS(Vessel Traffic Service:船舶通航支援等業務)管制官の育成に向けて、ASEAN 地域訓練センターにおいて基礎訓練を修了した研修生に対して各国において国際基準に沿ったOJT を実施するための確認を実施した。確認した事項は「各国の交通状況及び港湾状況に即したVTS が必要」「計画的・段階的に管制官を育成する」「各国の違いを考慮したうえでOJTを実施する」等となる。