ASEAN非公式外相会議、南シナ海行動規範を6月までに中国と合意へ

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画像:ASEAN事務局のHPより
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東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の外相が集う非公式の外相会議が、フィリピンのボラカイ島で21日に開催された。

外相会談後の記者会見でフィリピンのヤサイ外相は「南シナ海における紛争を防ぐために、中国政府との間で行動規範を6月までに策定する予定です。この規範は関係する全ての国が必ず従う法的に有効ものとなり、実効性があるものとなるでしょう。また、アメリカ政府は南シナ海に対しても非常に大きい影響力を持っているため、トランプ新政権が中国政府への政策を早期に確定する事を期待する。」との旨を述べた。

開催された外相会談では、中国政府が南シナ海において人工島の建設と軍事施設の整備を進めている事に対して、多くの国から懸念があがっていた。複数の国からは、オランダのハーグ仲裁裁判所が南シナ海における中国政府の主権を否定する判決を下した事を支持する旨が述べられた。一方で、仲裁裁判所の判決を取り上げるべきではないとの主張も一部の国から述べられた。

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