南シナ海問題は紛争当事国以外は介入すべきでない、中国外務省

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画像提供:中国外務省
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中国外務省は、ジェームズ・マティス国防長官が日本に訪問した際に南シナ海問題で中国政府を批判する発言を行った事に対して、南シナ海問題は当事国での話し合いで解決されるべきであり日本とアメリカ政府はこの問題に介入するべきではないとの考えを述べた。

日本に訪問したマティス国防長官は、2月3日に安倍総理への表敬訪問を実施した際や4日に稲田朋美防衛相と会談した際に、中国政府が一方的かつ強硬的な開発を進めている南シナ海や東シナ海の問題を話し合い、これらの問題に対しては両国は協力して対応していく事で認識を共有した。

中国外務省で6日に実施した定例記者会見の際に、記者から「米国のマティス国防長官が日本に訪問した際に、南シナ海問題で中国政府を批判する旨の発言を行いました。中国政府の見解を聞かせて頂けますか?」との質問が行われた。外務省の報道官は「南シナ海問題は、中国政府と紛争当事国との間の話し合いと努力の結果、解決しつつある状況です。また、中国政府はASEAN加盟国との間においても協力関係を進めており、この地域の安全・平和・安定な状況を維持しています。これらの紛争は、当事国同士のみが協議と交渉を行い解決させていくものです。」との従来からの見解を改めて述べ、この問題に日本とアメリカ政府が介入しないように要求した。

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