北朝鮮の核実験にASEANは非難声明

スポンサーリンク




画像:アセアン事務局のHPより
このページの所要時間: 115

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が4回目の核実験を強行したことに対して、ASEANはこの核実験を非難する声明を発表した。

この声明では、国連安全保障理事会(安保理)決議などを遵守せずに行った北朝鮮の核実験を強く非難した。また、アセアンでは朝鮮半島における平和と安全の重要性を認識していることから、朝鮮半島の非核化のためには、平和的な手段により様々な支援を行う用意があることにも言及している。

国際社会の多数は今回の北朝鮮の核実験を強く非難しているが、アセアン加盟国の一部では北朝鮮と友好関係を構築していることから、今後もアセアン全体で北朝鮮に対して強硬な態度をとれるかは疑問視されている。特に、社会主義国家であり一党独裁のラオスと、絶対君主制で王族が統治するブルネイは、従来から北朝鮮と友好関係を構築しており、独自に国交を深めている。

北朝鮮とラオスは、定期的に軍上層部が会談しており、ラオスには北朝鮮経営レストランがある。また、北朝鮮から、中国、ラオス、タイと経由して脱北を行う人達をラオス国内で拘束した場合に、北朝鮮政府に配慮して北朝鮮に強制送還するという事件も発生している。

北朝鮮とブルネイは、昨年に北朝鮮の外務大臣がブルネイに訪問しており、ブルネイ政府は訪問を歓迎するとともに、各種の歓迎会を開いていた。ブルネイの外務大臣も北朝鮮に訪問しており、平壌にある主体思想塔を訪れ、金正恩最高指導者に贈り物を手交している。

スポンサーリンク


関連カテゴリ アセアン
関連タグ ,

アセアン関連ニュース