JICAはASEANの災害医療を支援

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画像提供:JICA
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アセアン地域は多数の島や活火山などがあり、台風や噴火などの自然災害を受けやすい災害多発地域であるため、アセアン域内の国では防災および災害対処における協力活動を実施している。この活動を促進させるため、日本の独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、ASEAN地域における災害医療分野への支援に関する技術協力開始に向けた最終地域会合をタイのバンコクで開催したことを発表した。

日本も島国であり災害多発国であり、多くの防災および最大対策のノウハウを有しているために、アセアン地域における災害対応体制を支援していた。特にJICAでは、20年間にわたり課題別研修「救急・大災害医療コース」を実施しており、53ヶ国計207名の研修員を受け入れてきた実績がある。タイにおいては、この研修参加者が中心となり、日本の災害派遣医療チーム(DMAT)を参考にタイ版DMATを設立している。また、日本政府としても2013年11月の日本・アセアン首脳会議において、災害医療ネットワークの構築を支援することを表明していた。

今回の会合には、アセアンの10か国(インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス)の医療に関する省庁および、日本から災害医療関係者が参加した。会合では、各国における現地調査の結果および災害発生時のアセアン地域内の災害医療連携の重要性について共通認識を共有した。また、JICAからは技術協力の枠組および内容案について、各国代表との意見交換を実施した。

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