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福岡県は、ハラール・ベジタリアン・ヴィーガンなどの飲食店や宿泊施設等の食の多様性への対応を支援するため、【食の多様性対応セミナー】と【メニュー開発支援】を実施することを発表した。
福岡県の見解によると、インバウンド需要の急拡大に加え、SDGsや健康意識の高まりから「食の多様性」が世界的に広がっているとしている。ムスリム人口は約19億人(世界人口比約25%)、ベジタリアン等の人口は約6億人(世界人口比約8%)いると言われており、こういった多様な食文化を持った方にも、福岡の魅力「食」を堪能できる環境を整えることは、旅行者満足度の向上によるリピーター化、地域経済の活性化に繋がるとしている。なお、インドネシアは、世界で最大のイスラム教徒を抱える国である。
そのため、福岡県県では、ハラール・ベジタリアン・ヴィーガン等の多様な食文化を有する旅行者に対応できる飲食店・宿泊施設等の充実を図るため、食の多様性に対応するためのセミナー及びメニュー開発支援を実施することとなった。
【食の多様性対応セミナー】は、『食の多様性市場の最新動向と福岡での対応方法(基礎編)』『Day1の応用編、福岡ならではの食材を活用したメニュー試食会』『Web、SNS、Googleマップ活用術』『外国人の文化・習慣に配慮した接客のポイント』の4回にわたって実施される。参加対象は、福岡県内の飲食店、宿泊施設、観光関連施設、食品関連卸売、食品製造業などとなる。
【メニュー開発支援】は、専門アドバイザーが福岡名物など既存メニューを活かしたメニューの開発、食の多様性に対応するための食材・調味料等の仕入れ先の開拓方法等について助言する。