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熊谷俊人知事の千葉県は、「千葉県人権施策基本指針」改定(案)に関する意見募集を実施していることが明らかになった。
千葉県では、県が進める人権施策の基本的な考え方及び方向性を示す、人権施策基本指針の改定を進めており、その改定(案)を取りまとめた。この案をもとに、パブリックコメントを実施し、県民から意見を募集することとなった。意見提出期限は、7月31日となる。
この案の概要では、外国人に対しては、【外国人の持つ文化、宗教、生活習慣等における多様性に対し理解を深め、これを尊重し、偏見や差別のない多文化共生社会の実現を目指します】としている。
外国人に関する施策の詳細では、現状と課題は【県内には、20万人を超える外国人が住んでいますが、ヘイトスピーチが行われるといった社会問題が生じている】【活力ある地域社会を維持していく上で、多文化共生は重要な理念であり、お互いの人権、文化、生活習慣を理解し尊重するための意識啓発を図る必要があります】【外国人県民の社会参加のための環境づくりが必要です】などとしている。
そのため、施策の方向性は【県内在住の外国人に関する人権意識の啓発のため人権啓発活動などの取組を推進】【異文化を尊重する態度や異なる習慣・文化を持った人々と共に生きていく態度を育成するための教育を充実】【県内在住の外国人の多様な視点を県施策に活用するなど、活躍の場を創出】などとなる。