福岡県の博多万能ねぎがシンガポール・マレーシアに定期的に輸出へ

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画像提供:福岡県
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福岡県の農林水産部輸出促進課は、「博多万能ねぎ」がシンガポール及びマレーシアに輸出され、海外量販店での年間取引が決定したことを発表した。

福岡県では、県産農林水産物の輸出促進のため、海外量販店や輸出業者と県内産地との商談を支援している。今回は、「博多万能ねぎ」の輸出に向けたJA筑前あさくらと海外量販店の商談において、年間を通じた取引が決定した。これは、シンガポールへの船便での試験輸出により鮮度保持が確認できたためである。

輸出先は、『DON DON DONKI(ドンドンドンキ)』のシンガポール11店舗とマレーシア2店舗となる。シンガポールの店舗では11月20日から、マレーシアの店舗では新店舗開店に合わせて12月10日から販売されている。ねぎの生産地は、JA筑前あさくら管内となる。輸出量は、75kg(3kg×25箱程度)/2カ国・週となる。

今までに福岡県が実施してきた取り組みは、令和3年6月に県農林業総合試験場において船便を想定した模擬輸送試験、8月に海外量販店とJA筑前あさくらとのウェブ商談(1回目)、9月にシンガポールへのサンプル品の試験輸送、10月にウェブ商談(2回目)、11月に船便での定期輸出開始、となっている。

福岡県の見解によると、東南アジアでは、青ねぎの流通量が少ないため、日系レストランやラーメン店での需要が見込まれるとしている。今後も、産地と連携し、農林漁業者の所得向上に繋がるよう、輸出拡大を進めていく方針である。

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