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北海道では、北海道で多文化共生の創造性豊かな取り組みを行っている団体を表彰する「北海道多文化共生アワード 2021」が実施される。
この事業は、北海道在住の外国人と道民がともに地域の発展や活性化に貢献することができる多文化共生社会実現のため、人材育成、居住環境、防災、教育、地域づくりなどさまざまな分野において、顕著な成果が認められる取り組みを進めている者を顕彰し、今後の多文化共生の推進を図るものである。なお、この事業を実施するのは、(公社)北海道国際交流・協力総合センター(HIECC)となる。
この事業の対象は、外国人の多様な文化を理解、尊重し、生活・文化・スポーツ・芸術の交流などを通じて、豊かで活力にあふれた地域社会を築いていくため、道内で活動を行う団体となる。なお、自治体の財政支援に多くを依存している団体、授業の一環として取り組む各種学校の活動は対象外となる。
選考方法は、外部の有識者などで構成される選考委員会(ハイエック専門委員)の意見を聴取の上で決定される。受賞者は優秀賞2団体以内となる。受賞者には、正賞ならびに副賞が贈呈され、季刊誌「HOPPOKEN」並びに HIECC ホームページにおいて、活動内容などが掲載され、広く全道に周知される。
なお、北海道国際交流・協力総合センターでは、多文化共生の推進として「地域国際化・国際理解促進事業」「在住外国人等支援事業」「北海道多文化共生アワード(表彰)事業」「北海道外国人相談センターの運営」「災害時外国人多言語支援事業」などの取り組みを実施する方針であり、このセンターの経常費用の合計は約1.6億円となっている。