はじめての日本語教室が愛知県で開催、多文化共生で40億円投入の一環

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画像:中国語の告知チラシより
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愛知県は、多文化共生社会の形成のために近年では年間40億円を投入しているが、この取り組みの一つとして、「はじめての日本語教室」(第1期)の受講者の募集を開始した。

愛知県の見解によると、外国人県民に対して地域のボランティアが行う日本語教室は、日常生活の中で日本語を勉強することができる点で大変意義があるとしている。しかしながら、ほとんど日本語が分からない者に対して行う「初期日本語教育」は専門性が高く、ボランティアだけでは限界があるとしている。そのため、愛知県では2018年度から、外国人県民が将来的に「やさしい日本語」を理解できるレベルまで日本語を習得できるよう、日本語教育の専門機関の協力を得て、モデル的に「初期日本語教室」を開催するとともに、そのための人材育成を行っていた。

今年度も、地域で初期日本語教育を行う人材(指導者)を養成するための「初期日本語教育向け指導者養成講座」と、ほとんど日本語が分からない外国人と日本語サポーターが、交流しながら日本語を勉強する「はじめての日本語教室」を開催することとなった。

「はじめての日本語教室」(第1期)は、挨拶や自己紹介等ができるようになるための会話を中心とする授業となる。この教室は、9月5日から10月24日までの毎週日曜日にかけて実施されるものとなる。受講対象者は、原則16歳以上で、日本語が全く分からないか、ほとんど分からない者となり、国籍や在留資格は問わない。定員は20名程度となり、受講料は無料となる。なお、告知チラシは、英語・ポルトガル語・中国語・フィリピン語・スペイン語・ベトナム語で作成されている。

「はじめての日本語教室」第2期は12月から1月の開催を予定している。

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