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静岡県は、「多文化共生の拠点」としての日本語教室となる『初期日本語教室』における、日本語指導者養成講座を開始する。
静岡県では、令和元年度に策定した「静岡県地域日本語教育推進方針」に基づき、8月からモデル市である袋井市で『初期日本語教室』「はじめての日本語教室」を開始する。この日本語教室の開催にあたり、日本語指導者や外国人の学習者との日本語での会話の相手を務める学習支援者などに、「はじめての日本語教室」の意義や手法について理解してもらうため、「日本語指導者養成講座」を、7回にわたって開催することとなった。
開催される日は、6月16日・24日、7月1日・8日・26日、9月2日・9日となる。参加者は、袋井市の初期日本語教室の活動に関わる、日本語指導者、学習支援者(ボランティア)、母語支援者などの35人となる。講師は、県内外の日本語教師などとなる。
静岡県が目指す『初期日本語教室』とは、初期レベルの日本語を学びたい外国人住民と、日本語を話す地域住民とが、日本語指導者の進行により、対等な立場で、参加する日本語教室となる。一つのテーマ、例えば、「私の一日」、「買い物」について、リアルな日本語での会話を楽しみながら、外国人住民は、日本語はもちろん、日本の文化や習慣、ルールなどを学ぶことができる。一方、地域住民も、外国人住民の暮らしや、彼らの文化的背景・習慣などを知ることができる。「日本語」を媒介として、お互いを理解しあう「多文化共生の拠点」としての日本語教室となる。