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愛知県は、地域における多文化共生の推進に寄与することなどを目的として、新たに来日した外国人が地域に早期に適応するための研修を支援する事業を行うことを明らかにした。この業務で構築されるポータルサイトは、ポルトガル語、中国語、フィリピン語、ベトナム語、インドネシア語、やさしい日本語で作成される。
愛知県では、新たに来日した外国人を受け入れる企業が、受け入れた外国人従業員に対して、日常生活上の支援を円滑に実施するためのサポートツールとして、令和元年度に愛知県が作成した「外国人早期適応研修カリキュラム」を広く普及するための事業『「外国人早期適応研修カリキュラム」普及業務』を実施することを決定した。この決定にともない、事業を実施する委託事業者の募集が開始された。なお、この事業は、国の地方創生推進交付金が活用されるものとなり、事業の実施は地方創生交付金の交付決定を条件としている。
『「外国人早期適応研修カリキュラム」普及業務』では、「外国人早期適応研修カリキュラム」を広く普及することにより、新たに来日した外国人が、生活者として地域に早期に適応することで、地域における多文化共生の推進に寄与することなどを目的としている。この委託事業では、「企業等におけるモデル実施及び取組モデルの発信」「カリキュラム活用人材育成セミナーの開催」「ポータルサイトの設置及び情報発信」「カリキュラム普及検討会議への出席」を行うことが要求されている。なお、「ポータルサイトの設置及び情報発信」では、多言語で作成する必要があるコンテンツについては、ポルトガル語、中国語、フィリピン語、ベトナム語、インドネシア語、やさしい日本語で作成することが要求されている。委託契約限度額は、1者につき約303万円となる。