徳島県はダイバーシティ方針のパブコメ募集、日本・外国人の区別は意味ないかも

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徳島県は、「ダイバーシティとくしま推進方針(素案)」についてのパブリックコメントの募集を開始した。

徳島県では、県のめざすべき「ダイバーシティ社会」の理念と方向性を示す「ダイバーシティとくしま推進方針」の策定を進めていた。今回は、「素案」をとりまとめたことにより、パブコメ募集が行われることとなった。

今回の策定の趣旨によると、日本は「人口減少」「大規模災害」「新型コロナウイルス感染症」といった国難ともいえる課題に直面しており、中でも「人口減少」「少子高齢化」「労働力不足」が地域の活力に深刻な影響をもたらしており、持続可能な社会を築いていくうえで大きな課題となっており、様々な分野でのグローバル化の進展や在住外国人の増加も相まって、多様な価値観・発想をとり入れた誰もが暮らしやすい社会にしていくことが強く求められているとしている。また、国際社会においては、「持続可能な開発目標(SDGs)」が注目されており、世界をよりよい未来へ導くSDGs達成のためにも、「ダイバーシティ」の視点は欠かすことができないものとしている。

今後の取組みの方向性は、「多様な人々が共生し、交流し、活躍するTokushima」として、「共生」「交流」「活躍」の3つの取り組みを進めていくとしている。

「共生」においては、「おもてなしの心で! 誰もが安心して共生するTokushima」としている。この中では、例えば、外国人は日本人とどう違うのだろうかと疑問を投げかけており、日本人や外国人といっても一様ではなく一人ひとりのアイデンティティーの持ち方もさまざまとして、むしろ日本人と外国人を分けることにはあまり意味はないのかもしれないとしている。

「交流」においては、「踊りの渦に! 多様な個性が響き合い交流するTokushima」としている。この中では、技能実習で滞在している在住外国人が増加しているが、仕事の関係以外で地域の人と接する機会は多くないが、日本語教室などで地域の人と交流できることを楽しみにしている外国人実習生は、実はとても多いとしている。

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