東京都は、産学連携で帝京大学と東洋大学とそれぞれ連携し、観光産業における人材の育成を行う講座を開催する。
東京都では観光関連事業者の経営力向上を図り、観光産業の活性化につなげることを目的として、経営の視点からサービス提供ができる人材の輩出につなげるなど、大学等と連携して、観光関連事業に従事する者等に向けた新たな教育プログラムの開発等の支援をしている。今回は、帝京大学と東洋大学とそれぞれ連携し、観光産業における経営やマネジメントを担う人材の育成に向けた講座が開催されることとなった。
帝京大学との連携によるカリキュラム案は、「ポスト 2020 の東京都の観光の行方、国内外の観光動向」「観光マーケティングにおけるパラダイムシフト、選択と集中の戦略」「DMO の役割及び運営、資金調達、収益事業の展開」「組織論の理解、組織づくりの考え方」「檜原村における効率的な組織の運営+現場学習」「実践上の課題及び解決策(実践者とのディスカッション)」「IT を活用した観光プロモーション」「観光商品開発の成功事例1(ホテル)」「観光商品開発の成功事例2(インバウンド)」「シティープロモートの事例」「市場調査の方法と消費者のニーズの把握、調査データの分析方法」「問題の発見手法、解決策の考案手法」「ステークホルダー間の役割と調整」「グループ・ディスカッションによるアイデア出しと整理」「企画書の構成の検討」「受講生による企画案の発表&講評」となる。
東洋大学との連携によるカリキュラム案は、「開講式 東京都の観光の現状等」「観光産業の動向」「インバウンド観光の意義」「観光資源マネジメント 文化1」「観光資源マネジメント 文化2」「観光資源マネジメント 環境1」「観光資源マネジメント 環境2」「データ活用方法」「日本版 DMO の現状と課題」「DMO の取り組みの現状」「リスクマネジメント」「海外 DMO のマーケティング」「グローバルな視点からみたデスティネーションブランディング」「海外の DMO と DMC の戦略」「成果発表会1」「成果発表会2」「修了式」となる。