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日本の環境省は、ASEAN関連首脳会議(ASEAN+3首脳会議、日ASEAN首脳会議、東アジア首脳会議)を開催した結果、日本とアセアンは『ASEAN+3海洋プラスチックごみ協力アクション・イニシアティブ』『日ASEAN気候変動アクション・アジェンダ』等に基づいて協力を進めていく方針となった事を発表した。
『ASEAN+3海洋プラスチックごみ協力アクション・イニシアティブ』は、日中韓の連携の下で3R(リデュース、リユース、リサイクル)や廃棄物処理に係る能力構築及びインフラ整備、国別行動計画策定支援等について、アセアン諸国を支援するとともに海洋プラスチックごみ問題に係る意識啓発や科学的知見の充実・共有等の域内協力を進めるものである。このイニシアティブでは、「環境上適切な廃棄物管理及び3Rによるプラスチックごみ管理の改善」「海洋プラスチックごみに関する意識向上、研究・教育の促進」「地域的・国際的協力の強化」を進めていく。
『日ASEAN気候変動アクション・アジェンダ』とは、安倍総理が2017年に提唱した「日ASEAN環境協力イニシアティブ」に基づいて透明性・適応・緩和の3つの気候変動分野に関して、ASEAN各国との協力を更に強化するものである。具体的には、透明性の強化として「コ・イノベーションのための透明性強化パートナーシップ(PaSTI)に基づくMRV(算定・報告・検証)システム・ガイドライン等の開発支援」、適応の強化として「アジア太平洋適応情報プラットフォーム(AP-PLAT)を活用した適応活動の計画・実施のための能力向上支援」、緩和の強化として「二国間クレジット制度(JCM)によるコ・イノベーションの推進」を目指していく。