日本の技術を活用してスリランカで保健医療サービス改善支援

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画像提供:JICA
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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、日本の技術を活用して、スリランカで保健医療サービスの改善を支援するため、約106億円の円借款を実施する事を発表した。

スリランカでは、基礎的保健医療サービスに関しては政府による重点的な対応が行われたため成果を上げてきたが、高齢化や生活習慣の変化に伴って循環器系疾患等の非感染性疾患が増加していた。そのためスリランカ政府は、非感染性疾患への対策を含む保健医療サービスの改善に取り組んでいるが、医療施設・機材の整備と医療従事者の育成などの面で課題が出てきていた。そのため日本政府は、これらの課題を解決させるための支援を実施する事を決定した。

今回の支援は、「保健医療サービス改善事業」として、106億3,900万円を限度とする円借款貸付契約により実施される。この事業では、スリランカの西部州・北西部州・中部州・北中部州・東部州・ウバ州の三次医療機関の施設・機材整備、保健人材養成機関の機材整備と保健省や医療機関の医療機材の維持管理体制の強化を行う。この強化を通じて、非感染性疾患の診断・治療に係る医療サービスが改善されることを目的としている。なお、貸付資金は施設・機材整備とコンサルティングサービス等に充当され、導入される血管撮影装置やCT等の高度医療機器には日本の技術が活用される予定である。

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