このページの所要時間: 約 1分0秒
日本電気株式会社(NEC)は、訪日外国人観光客が訪問する空港・ホテル・百貨店などを対象として、外国人観光客との接客コミュニケーションを支援する「多言語音声翻訳サービス」を11月1日より提供する事を発表した。
このサービスは、日本語・英語・中国語・韓国語に対応した接客業向けの音声翻訳サービスである。1台で双方向での会話ができ、翻訳と逆翻訳結果がテキストで確認可能なため、安心かつ容易に会話を進めることが可能となっている。利用データを蓄積している事により、会話内容や利用状況を見える化しており、いつどんな問い合わせがあったかをレポートとして提供する事が可能となっている。なお、NICT(情報通信研究機構)の開発した観光会話向けの高精度翻訳エンジンを活用している。
このサービスは、市販のタブレットやスマートフォンで利用可能なアプリ版を提供する事に加えて、専用の業務用小型端末も用意している。そのため、業務シーンに合わせたデバイスの利用が可能となっている。料金は、1IDが月額3,000円となっており、業務用小型端末は1台5万円となっている。販売目標は、2020年までに10万IDとなっている。