シチズンはタイとベトナムの工場を増強

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画像提供:シチズンマシナリー
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シチズン時計の完全子会社であるシチズンマシナリー株式会社は、板金塗装と自動旋盤の土台部分などに使用する鋳物の生産能力を拡大させるために、タイとベトナムにある製造拠点を増床する事を発表した。

シチズンマシナリーでは、工作機械業界が国内の需要に加えて中国を中心とした外需も好調であるため、過去最高レベルの受注状況となっている。そのため海外の工場では高水準での生産が続いているため、東南アジア地域における更なる生産力を増強させるために、タイに板金塗装の新工場棟を建設し、ベトナムで鋳物工場を増床する事を決定した。

タイ・アユタヤにある「シチズンマシナリーアジア(CITIZEN MACHINERY ASIA CO., LTD.)」は、塗装工程は高い外観品質が求められるために内製化を進めるべく新たに新工場棟を建設する。これにより塗装能力が3倍に拡大する事となる。なお、この工場はシチズンマシナリー初の海外工場として2001年に設立されているものである。

ベトナム北部のハイフォンにある「シチズンマシナリーベトナム(CITIZEN MACHINERY VIETNAM CO., LTD.)」は、増産対応に加えて鋳物製造の各工程の動線を見直して作業効率の向上を図る。これにより、鋳物の生産能力を現状の月産350トンから450トンへ約3割向上させる。

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