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稲田朋美防衛大臣は、日本政府はシーレーンの安全確保を行うためにも東南アジアとの防衛協力・交流の強化を進めていく方針である事を20日の記者会見の際に明らかにした。
20日の午前に実施された防衛大臣記者会見の際に、記者から日ASEAN防衛協力プログラムに関する見解を求められた。この質問に対して稲田朋美防衛大臣は「資源やエネルギーの多くを海上輸送に依存する日本にとって、シーレーンの安全確保は重要な関心事項であって、その要衝を占める東南アジアとの防衛協力・交流の強化は重要な課題です。」との旨の前提が述べた。
この前提のうえで実施するプログラム等に関して「今週から日アセアン防衛協力強化の重点週間と位置付けて、昨年に私から発表した日ASEAN防衛協力の指針『ビエンチャン・ビジョン』に基づき二つの新たな取り組み『日ASEAN乗艦協力プログラム』『日ASEAN自衛隊統合防災演習研修プログラム』を実施することになりました。乗艦協力プログラムでは、アセアン全加盟国から士官等を招へいして国際法セミナーや訓練見学を実施します。統合防災演習研修プログラムでは、アセアン全加盟国の士官等をオブザーバーとして招へいして、災害対処における指揮・調整要領を研修を行います。」との旨が述べられた。
今後の方針としては「今後もこの様な取組みを通じて、日本とアセアンの防衛協力を一層推進して参りたいと考えております。」との旨が述べられた。